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No.5「Scream Drive (SD-9)の製作」
ギターダーのオリジナル定数によるSD-1(TS9)の製作です。
「TUBE SCREAMER」と「SUPER OverDrive」を参考にしたので「Scream Drive (SD-9)」と名付けました(笑) プリント基板はDODの「YJM308(イングヴェイ・マルムスティーンのシグネイチャー・モデル)」も一緒に 作っておきました。(こちらは後日製作予定)右側がSD-9のオリジナル基板です。 穴1つを使うか使わないかで、ミレニアム・バイパスと完全トゥルー・バイパスの両方に対応出来ます。 今回は完全トゥルー・バイパスにしましょう。 パーツをちょっと贅沢なものにしてみました。 要所には有名な高級抵抗「DEAL」を使用。(写真左)あとはすべて金属抵抗にしました。(写真右) コンデンサはすべて「ERO」のMKT-1826にしました。(写真左) 電解コンデンサは優れた音響特性のMUSEです。(写真右) 見た目がいいですね。 スイッチはいわずと知れた「CLIFF」です。そしてジャックはSwitch Craftにしました。 これなら何も文句は無いでしょう。 ケースはSD-1もこれでしたがHAMMOND製の「1590B」です。 基板にパーツを取り付けていきます。ポットは基板裏に固定。 このへんはいつも通りの手順ですね。 組み込んで完成ですね。 トグル・スイッチはダイオードクリップの切替えです。 右にするとダイオードクリップなしで、左にするとダイオード2本のクリップです。 さて、これはスタジオのマーシャル2台で試してみました。 予想通りというか予想に反してというか・・・ 贅沢なパーツにしたからといって抜群に音が良くなるということは無いです。(苦笑) 「満足」と「自己満足」のような関係かもしれません・・・ そして、自作SD-1とほとんど同じ音で、自作SD-1はBOSSのSD-1とほとんど同じ音でした。 (SD-9と同じ回路、同じ定数の実験機だけが出力が大きかったのが意外でしたが・・・) ダイオードクリップ無しのモードにするとブースターになりますので、 アンプをクリーンにすればするほどDRIVEを上げると音量が増加します。 だいたいどんな感じかというと、ダイオードクリップをONにしてTONEを2時方向にすると BOSSのSD-1とほとんど同じ音といった感じです。 これはBOSSのTONEのコンデンサの容量が0.027uFのところをSD-9は0.033uFにしているということと、 TONEポットのカーブの違いによる影響だと思われます。 まぁアンプによる音の違いの方がはるかに大きいですね。 どのアンプで鳴らすかによってすべての音が決まるといった感じでしょうか。 2004.12.26 |
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