ギターダー
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Diary

〜2016.8.30〜
やはり携帯から投稿出来るという利便性を考慮し、ここでの日記は終了して
これからの日記は外部ブログを使うことにしました。



ブログ→  「ギターダー 〜工房の片隅で〜」 (http://ameblo.jp/guitarder/)



ではでは。

〜2016.8.30〜
携帯から投稿出来るように外部ブログを始めてみたのですが、
やっぱりここで日記を書くのに慣れちゃってて他でブログを書いてみても
どうもしっくりこないです。

ここのHP自体もソフトとかは使わずにHTMLのソースをタグを使って書いてるのですが
この日記も手間をかけて書くことに慣れてしまっているのと
日記は一本化しないと人格が散漫になりそうで。

どうしようかなぁ・・・まだ一応外部ブログは残しておこう。


さて、バイオリン3挺を取っ替え引っかえ弾き比べると
音色がガラっと異なるのがとても顕著なわけですが
それに比べるとエレキギターの場合は音色の差が乏しいです。

いや、もちろんギターも音色の違いはありますけど
ピックアップによる差に埋もれる程度でしかないですから
やはりバイオリンに比べると微々たる差しかありません。

それはギターの場合は本体が共鳴するわけじゃないからだと思います。
「思います。」っていうか、絶対にそうですよね。

それを考慮したうえでの、ギターの音色の違いというのは
弾いてる本人にとっては大きな差だったりしますよね。

私が思うに、ギターの音というのは「弾き心地」も影響しているというか
ネックの太さや形状、弦の高さや張力、フレットの高さ、指板の形状、ブリッジの形状
などによってピッキングやフィンガリングが心地よいかどうかが変わりますよね。
弾き心地の「心地よさ」と音色の「心地よさ」を脳が「同一」と判断してしまって

「昔から馴染んでいて弾き心地のよいお気に入りのギター」

などは、良い音だと思いやすくなると思うのです。

もちろんいくらなんでも限度はありますので、もし実際に音が悪いものであれば
弾き心地に誘導されてしまうこともないと思いますけど
ほぼ同じ音で比べた場合なんかの話ですね。

ただし、私のマツモク工業製のEpiphoneのレスポールは
Gibsonの57年リシューよりも実際に、断然、良い音がします。
とはいってもそれはピックアップによるものだと確信していますが。

じゃぁそのEpiphoneのレスポールのピックアップが何かというと
「MMK-61」というマツモク工業オリジナルのピックアップなんですね。

M=マツ、M=モク、K=工業

ということでしょうね。

しかしマツモク工業という会社自体もうありませんし、
これがもう入手困難でして、これに似たピックアップというのは
現在のディマジオやダンカンだとどれにあたるのかということになってくるわけです。

少なくともディマジオの「TONE ZONE」系でもないですし
Gibsonの「57 CLASSIC」などのP.A.F系でもありません。

「TONE ZONE」はたまたまそれを搭載してたアイバニースのギターがそうだったからか
低音がぼやけるというイメージが定着してしまい、
P.A.F系は私にとってはおとなし過ぎて好みではないようです。
音量(≒パワー)が足りないのです。

そうするとディマジオの「SUPER DISTORTION」のような高出力ピックアップ
ということになってしまうのかな?

でもその辺の音色の差というのは
「アンプやエフェクターのつまみを微調整すれば済んでしまう」
といえばそれまでの話でもあるので、

ピックアップも含めてギターそれぞれの音色の差を楽しむというのがいいのかな?

と。

ではでは。

〜2016.8.25〜
マイ・ベスト・アンプがLead12からJC-55に入れ替わりました。
まぁセッティングでだいたい同じような音にして鳴らしてるわけで

その日の気分ですよね(笑

ここんとこずっと
市販のエフェクターを組み合わせて良い音を出すことに没頭しているので
オリジナル回路の追及は中断したままになってしまってました。

あとはバイオリンもどんどん面白くなってきていて
というのも、また新しいバイオリンを購入しましてですね
手元のバイオリンが3挺(3本)になったのですが
音がそれぞれ見事に異なるんですよ。

大まかな分類でいうと
エレキギターもバイオリンも木で出来た弦楽器ですが、
ギターは本体よりも、エフェクターやアンプでの変化が大きいのに対して
バイオリンはもう本体による音の違いがものすごく大きいですね。
もちろん弦や松脂や弓でも変わりますけど、
やっぱり木の箱が鳴るというのはアコースティックの醍醐味ですよね。


さて、最近バイオリンの話も多くなってきて
バイオリンの駒や魂柱の調整などもしていく予定(必要性)も出てきたので
このHPでは主旨から外れるのかな?とも思い、
こことは別にギターダーのブログを開設してみたのですが

ここの日記とブログをどう区別しようかと・・・

こっちはギターとエフェクターとアンプで?
あっちはバイオリンやバイクのことなど?

いや、バイオリンは楽器だからこっちでいいかな?

ではでは。

〜2016.8.4〜
ここ最近のマイ・ベスト・アンプはLead12です。
第2位はJC-55で、SPIRIT 20は圏外です。
こんなことあり得るのでしょうか?

しかもLead12は使える範囲が狭いです。
ある限られたセッティングでしか使える音になりません。
低音側に余裕がなくて限界ギリギリなのです。

JC-55は余裕があります。
しかもリバーブもコーラスも付いてます。
アルペジオが心地よいです。
メタリカのクトゥルフのアルペジオばっかり弾いてます。

あれ?JC-55の方がいいかな?笑

ではでは。

〜2016.8.1〜
先日言った「落札したバイオリン」が届きました。
楽天オクって穴場ですよね。
人気がないから出品されてる数も少ないのですが、
もし気に入ったものがあった場合はラッキーです。
ヤフオクと違って誰も居ないから争わずに落札できました。
かなりお買い得でした。

ラベルには「Copy of Antonius Stradivarius」とだけ書いてあり
生産国や製作者が不明なのが残念ですが、とても満足です。


私が今回購入するにあたっての独自の鑑定ポイント(素人判断)としては

■■■指板がエボニーであること■■■

今までのは中国製の初心者用の安物で、指板が不満だったので
(逆に言うと指板以外は不満がないんですね。)
とにかくまともな指板を試したかった。
本体は年季が入っているのに指板には凸凹がなくとても綺麗だったので
見ただけでこれはエボニー、少なくとも安物の指板ではないと分かりました。

■■■長年使い続けられたものであること■■■

バイオリンの価値は鑑定士でもない私には分かりません。
初心者用の安物かどうかだけなら分かりますが、それ以外は分かりません。
でも、長年使い続けられたものであれば
それなりの経験者が「使える」と判断したものだろうと思いました。
顎あての塗装の剥げ方を見れば、相当弾き込まれたものだと分かります。

■■■ドミナントの弦が張られていること■■■

写真を見ただけで、弦の色からドミナントだと分かります。
プロ・アマ問わず定番のナイロン弦ではありますが、
安く済まそうと思えばもっと安いスチール弦などいくらでもあります。

■■■E弦だけにアジャスターが付いている■■■

初心者用は4本全てにアジャスターが付いてます。
E弦だけにアジャスターが付いているということは
E弦以外はアジャスターが必要ないレベルに達しているということです。
これだけで初心者ではないと判断できます。


これだけです(笑


届いてから、さらに検証は続きます。

文章で「ハードケースが付属します」と書いてあったのですが
東京楽器オリジナルのハンドメイドの数万円相当のケースでした。
付属品によくある安物ケースじゃないということです。しかも掃除したらとても綺麗になりました。
私はケースは使いませんが。

そして、そのケースには背負えるように2本のストラップが取り付けられていました。
これを背負ってバイオリン教室や音大に通っていたのでしょう。(妄想か)

駒は「DESPIAU」の「One Star」でわりと新しく
指板も張り替えたばかりのように綺麗でした。
駒も指板も消耗品なので、ギターでいえばフレットを打ち変えたようなものですから
気に入って大事に使われていたということが分かります。

弓も中古ですが入ってて、私が持ってた安物の弓とは次元が違いました。
もう棒のテンションが全然違うんですね。
安いのはフニャフニャで、ちょっと押さえ込むと毛が棒に付いてしまうんですね。
やっとですよ。弓だけでも良いものにした方がいいと分かりました。

それと同時に、「安物も経験しておいてよかったな」とも思いました。
だって安物も経験しておいたからこそ、差が分かったわけですから。

あと、ケースの中に予備のドミナント弦が4本入ってました。
E弦だけが取り外されたも中古で、あとは新品でした。

実はこの新品のドミナント弦3本だけで、元が取れてます(爆

松脂も入ってました。PIRASTROの EUDOXA 9002でした。

各部のチェックと調整をしてみると、まず驚いたのはペグです。
滑らかで、それでいてしっかり止まる。非常に調弦し易いのです。

今までの中国製の初心者用も楽器店で調整してもらってあるので
わりと調弦し易いと思ってましたが、それを超える使い易さです。

あと、裏板に薄っすらと虎目が出てます。
特に虎目が出てるから高級だとか音が良いというわけではありませんが
安物には虎目がないものが多いです。


驚いたのは音の違いです。

中国製の初心者用とは明らかに分かるほど違う音がしまして、
嘘っぽくなっちゃうんですけど、本当に、非常に抜けた音がします。
イコライザーで中音域を持ち上げたかのような音です。
乾いた音とか枯れた音というのがピッタリな表現です。

なので、キュッとかチュルッとか鳴りやすいです。
あと驚くほどE弦がとても力強く大きな音で鳴ります。

ただし、中国製の初心者用と比べても「良い音と良くない音」という区別ではないですね。


大きな角度から客観的に見ると、「そんなに変わらない」とも言えます。


逆に言うと、中国製の初心者用の安物でも、そんなに変な音ではないということです。
なので、そこらへんは安心できたというか、うん。

ギターだと14,800円の安物はラジオみたいな腰の抜けたペラッペラな音がしたりしますが
バイオリンの場合は、少なくとも私のはそういうことはなかったということです。

国産の新品ギターとギブソンのヴィンテージみたいなもので
そりゃぁ自分で弾き比べれば音が違うのは分かるけれども
実際には「どっちじゃなきゃだめ」ってことはないのと同じです。

しいて言えば、中国製の初心者用の方が自分で弾いて聞いてても疲れない音かも。
これが慣れてくると「E弦が弱い」って感じるようになるのかな?

どちらかというと、この年季の入った方は
遠くのお客さんにまでよく聞こえるように届く感じだと思います。
こんなこと言うと「あーぁ、分かってないくせに(笑」と言われそうですが
本当にそういう感じです。

ちょっと自分では耳元で聞いていてうるさく感じるかもしれません。

まぁ何よりも、
確実に音が異なる2つのバイオリンを弾き比べられるようになった
ということは大きな収穫です。

すいませんねぇ、ギターの話じゃなくて。

ちゃんとギターも毎日弾いてますよ。

ではでは。

〜2016.7.29〜
梅雨が明けて夏らしくなってきました。
10W〜50Wの様々なギターアンプを10台ほど壁一面に積み上げ
それぞれの音の違いを比べながら楽しんだりしてるわけですが・・・

ギターの場合は

・弦をはじく軌道が「曲線的」か「直線的」か。
・弦をはじく速さ。(テンポとは別の意味の速度)
・アウトサイド・ピッキングとインサイド・ピッキング
・ミュートやピッキングハーモニクスを入れる場所と加減
・ピックの角度

などをコントロール出来るのですが・・・

バイオリンもそこまでのレベルにもっていきたいと思う今日この頃。

バイオリンはビブラートをかけながらハ長調の中で自由に弾くことが楽しいのですが
それほど真剣に練習してるわけでもなく、というかむしろ、
練習なんか全くしていないわけですよ。
フィンガリングもボウイングもビブラートも改善点が山ほどあります。

なので、ちゃんと練習しようと思うようになりました。

あと、私のバイオリンは中国製の初心者用の安物なのでさすがに不満も出てきました。
安物とはいえ、購入の際に楽器店さんできちんと検品・調整して頂いたので
演奏する分には不都合はないですし、普通に綺麗に響くのですが
やっぱり指板の材質が良くないんですね。
気付いたら軽く凸凹になってるのです。

バイオリンの指板は硬いエボニーが主流ですが
私のも含め、安物のバイオリンは指板がエボニーではなく
安価なハードウッド等を黒く塗装したものだったりするのです。

バイオリンの指板は消耗品なので凸凹になったら交換すればいいのですが

「こんな安物で指板を交換してまで使い続けるのもどうだろう?」

という気持ちと、

「本体も音も悪くないので、指板さえ交換すれば良い。」

という気持ちが交差する中、

「もう1本、とりあえず指板がちゃんとエボニーのバイオリンが欲しい。」

という方向へ気持ちが傾き、
かといって中級用の国産品にはあまり興味が沸かず・・・

結果・・・

かなり年季の入ったストラディバリウスのコピーものを落札しました。
本物のストラディバリウスは「数億円」単位ですが
コピーものでも良いものが多いそうで、中級用の国産品より魅力を感じます。

自分で設定したいくつもの鑑定ポイント(素人判断)はクリアしてるのですが
まだ手元に届いてないので何とも言えません。

楽しみです。

ではでは。

〜2016.6.15〜
今まであんなに「使えない」と思ってたRATですが、
最近になって無理矢理ブースターとして使い始めたら
だんだん「使える」と思うようになってきました。

今までMotorolaのLM308N搭載のRAT2を持ってましたが
ちょっと前にNational SemiconductorのLM308N搭載のやつを入手。
全然違うのね。音が。

でも音が違う原因はオペアンプじゃなくて
可変抵抗器の違いによるものだと思います。
RATは同じUSAでも2種類の可変抵抗器があるのです。

なので同じ可変抵抗器で異なるオペアンプが搭載されたもので
どう違うかを確認したいですね。
DS-1は7台くらい?集まったけど、今度はRATを集めますか・・・


ちなみに私ですね・・・
是枝裕和監督の映画『海よりもまだ深く』で
阿部寛と真木よう子と共演してます。

1分49秒バージョンの予告編にも登場してます。
https://www.youtube.com/embed/nN4bzbwqtGg

数秒のシーンの撮影で午前中を費やしたりして大変でした。
是非、観てください。

ではでは。

〜2016.6.2〜
どうも最近、収集癖の願望が強くなってきたような・・・

今のところMarshallのLead12が3台とBOSSのDS-1が7台ですが
まだ集めてる途中なので今後も増えていくと思います。
あと、なんとなくRATも集めたいかな。

はっきりいってもうそれこそ10代の頃から
自分で出したいギターの音は作れるようになっているので
エフェクターはもう「必要だから揃える」のではなくて
「欲しいから手に入れる」という感じですよね。

音作りの方法が何通りもあって、でも最終的に出す音はどれも
自分の出したい「いつもの音」になるということです。


「このアンプじゃなきゃ出したい音は出せない」とか
「このエフェクターがなきゃ出したい音は出せない」ということが
ないようにしたいというのは昔からあります。

理想は「どんなアンプでもどのエフェクターでも、いつもの音が出せる。」です。

もちろん特殊なクセのあるアンプやエフェクターだけを出されて
「これでやれ。」と言われると限界がありますが、
例えばエフェクターなら一般的で有名な市販のエフェクターの中に
自分の音が出せるエフェクターが10個や20個はある状態です。

べつに好みの許容範囲が広いわけではないし
どちらかというとこだわっちゃってるほうです。

市販のエフェクターだけでも、組み合わせれば音作りは無限大に広がります。
ということで、ここんとこ市販のエフェクターで遊んでます。

楽しいぞ。ははは。

ではでは。

〜2016.4.7〜
No.12「ギター・アンプ修理 Marshall / Lead12」の記事をUPしました。
久々に 「コレクションしたい」 と思うほどのアンプに出会いました。

家でのメインは今までずーっとRolandのSPIRIT20だったのですが、
もしかしたらMarshallのLead12と、RolandのJC-55の2台がメインになるかも。

とはいっても出てくる音は今までの自分の音なので同じなんですけどね。
道具が変わっても最終的に出てくる音は同じなんです。

言い方を変えると

結果的にいつもの自分の音が出せる機材が、「使える機材」ということなのです。

使える機材が増えていくのです。

ではでは。

〜2016.3.9〜
ギターアンプ、RolandのSPIRIT20を修理して記事をUPしました。
私はトランジスタアンプが大好きでして
といってもべつにチューブアンプが嫌いなわけじゃないんですよ。

良いトランジスタアンプもあれば良くないトランジスタアンプもあるし
良いチューブアンプもあれば良くないチューブアンプもありますよね。

まぁ異なる音のアンプを使っても
だいたいアンプのセッティングとエフェクターで自分の音が作れますよね。

でも、たまにどうしても納得のいく音にならないアンプもあるわけで
そういうアンプが(自分にとって)良くないアンプになります。

そういう区分けでいくと、SPIRIT20は良いアンプになります。

他にも良いアンプはいっぱいあるんですけどもね。
全てのつまみが真ん中でも良い音になるのは珍しいと思います。

あと私も音の好みやアンプの好みが変わるので、あしからず。

ではでは。

〜2016.3.1〜
MaxonのGX20というギターアンプの解析と修理の記事をUPしました。
あれもやってあるしこれもやってあるしあとは記事を書くだけなのですが
記事を書く方が追いついていない状態です。

そろそろ3月5日が近づいてきました。
何の日かって?

小惑星が地球すれすれを通過する日です。
なんでも人工衛星よりも地球側を通過する可能性もあるらしいです。

ちょっと前は太陽の方向なので観測が出来ず、
正確なルートが算出出来ないということでしたが
どうなったんでしょうね?

恐竜が絶滅したのも隕石落下説が有力だし
気になります。


しかしあれですね

色々なピックアップを比べてみても
やっぱりマツモク工業の「MMK-61」が一番良いです。

うーん。

ではでは。

〜2016.2.20〜
昨日の続き。
中国から仕入れたTA7136Pが10個とも全て不良品な件です。

MN3101とMN3007のように、10個中1〜2個の不良品が混ざってるならまだ分かりますが
全て不良品というのはさすがに普通ではないと思い
等価回路と照らし合わせながらテスターでピンを当たってみました。

すると、不良というよりは“TA7136Pとは別のIC” であることが分かりました。
どうやら外形(SIP 7pin)だけ同じで別のICの印字だけを書き換えたもののようです。
最初から騙す目的で加工された、極めて悪質で計画的な犯行です。

Aliexpressというのは要するに日本でいうヤフオクや楽天のショップ出展のようなもので
販売者は悪意の無いアマチュア同然の個人から悪徳な詐欺業者までいると思われます。

結果的に、

・「中古品を再モールドパッケージして新品に見せかけたもの」や
・「メーカーが不適合として廃棄処分したはずのものを再パッケージしたもの」
・「別のICを再パッケージして売れそうな型番を印字し直したもの」

などが出回っており、というか、ほとんどがそういうものだと思います。


おそらく私が仕入れたはMN3101とMN3007は、
「中古品を再モールドパッケージして新品に見せかけたもの」だったのだと思います。
だから使えるものと不良品が混在していたのでしょう。

そしてTA7136Pは
「別のICを再パッケージして売れそうな型番を印字し直したもの」だと思います。
だからTA7136Pとしては動作しなかったのでしょう。


今さら言わなくても既に常識になってはいますが、
Aliexpress、alibaba、ebay 等で電子部品を購入する際には
このようなリスクがあることを理解する必要があります。

ぶっちゃけた話、Aliexpress、alibaba、ebay 等で電子部品を購入するということは
ダフ屋からチケットを買うのと同じ行為ですので、やめるべきだと思います。

もっと言うと、「リスクを承知の上で購入する」のではなく、
「ダフ屋やAliexpressを利用してはいけないということを理解する。」
という方が正しい言い方だと思います。

ただ、中には、特に電子部品以外の商品によっては
クオリティが低いにせよ使えるものも売られていたりするので
Aliexpressというシステムそのものを利用するなというのも難しく、
良識ある人が正当に利用するのであれば便利なシステムであるという点では
おそらく「Winny」と同じような性質だと思います。


Aliexpress側もこういった背景を承知のうえで
「中国人の生活の糧になっているのでやめられない」などと言っているようで
国際的に問題になっているというニュースもありました。

まともな日本人からすると「おいおい、違法な商売を許すな。」と怒るのが当然ですが、
中国では昔からそれが当たり前でしたので、根絶させるのは難しいようです。
「騙される方が悪い」ということが常識になっているのです。


中国でキャラクター商品やゲーム機、ゲームソフトなどの偽物が横行してることは
以前から誰もが知っていることと思いますが、要は「電子部品もだ。」ということです。


でもこれって、本当に問題だと思います。
アマチュア電子工作マニアがよく利用する有名な電子部品販売店でも
「これは中国製の偽物じゃん」というものを目にするようになりました。

トランジスタも、自分で「本物かどうか」をチェックしなければならない時代になったのです。
トランジスタの型番が見えなくてもそれが何なのかが判別できなければ、
中身は2SA1015なのに「2SA872ですよ」と言われれば騙されてしまうことになります。


さて、中国から仕入れたTA7136Pの中身は本当は何だったのか?

元がどれなのか調べてみることにします。
SIP 7pin のICは色々あるので、解明できるかどうか分かりませんが。

ではでは。

〜2016.2.19〜
JC-55のコーラスの不具合が手強いです。
これはもう「そういう仕様なのか?」と思うほどですが
そんなことあるはずはないので徹底的に解明する必要があります。

しかしその一環で恐るべし事実が発覚しました。

JC-55のコーラスにはMN3101とMN3007が使われていて、
同等の回路を組む為に中国からMN3101とMN3007を各10個ずつ仕入れてあるのですが
MN3101は10個中1個、MN3007は10個中2個が不良品でした。

20個中3個が不良品というわけです。

もう日数が経ってしまっているので返品も交換も不可です。
最初にいくつか使ってみて大丈夫だったので
ちゃんと全部を確認しなかったのがいけなかった。

まぁ実は、このくらいなら想定内なんですよ。


しかし、まさかと思い、以前に仕入れてそのまま保管してあるTA7136Pが10個も
今さら確認してみた。

前に修理したアンプ、CA-X1のPhonoにTA7136APが使われているので
国内の2つの部品販売店からそれぞれ10個と30個仕入れたTA7136APもあわせて
ソケットで差し替えて全てチェックしました。

そしたら、国内で仕入れたTA7136APは合計40個、全て正常に動作したのに対して
中国から仕入れたTA7136Pは10個とも全てウンともスンとも言いません・・・
全て不良品です。
不良というよりも、最初から動作しない偽物なのではないでしょうか?

結局偽物を掴まされたということです。


「中国 電子部品 偽物」で検索すれば色々と出てきますが
やっぱり噂は本当だったんですね。

この「10個中10個、全てが使えない」という状況から考えると
何やら悪質な感じがします。

一応業者には全て不良品だった旨をメールで伝え、
対応によっては裁判を起こすという文面を添えておきましたが
もう日数が経ってしまっているので泣き寝入りです。

日本人は中国人と違って騙されても騒がずに身を引く人が多いので
それを承知で偽物を販売している。という印象を受けました。

しかも、今月の2日にTA7240APというICを注文して代金も支払い済みですが
「6日以内に発送」としていたにもかかわらず、発送されないままもう17日が経ってます。
中国のお正月は2月7日〜13日なのでその間は休みだとしても、
それでも10日オーバーです。

これはもう届かないものだと思っています。

購入システムが正常に作動するのであれば
発送されないまま一定期間が過ぎると自動的にオーダーキャンセルになって返金されるはずですが、
なんだかもうそれすらも期待してません。


今後一切、Aliexpressで電子部品を買うことはないでしょう。


セカンドソースは歓迎ですが、偽物は許せません。

やはり、入手困難なICやトランジスタは、諦める。
これに尽きます。

正直、偽物といってもセカンドソース的なものだと思ってました。
つまり製品自体は一応、新たに製造しているのだろうと。

それは間違いでした。

今回あらためて勉強になりました。


まぁ・・・

詐欺だらけの中国や、戦争をしている国々もある中で
日本は平和なんだなと・・・

ではでは。

〜2016.2.12〜
まぁべつにたいしたことでもないのですが、
自分のGibsonのレスポールのトラスロッドに関する情報のメモを失くしてしまった;

前回トラスロッドの調整をした時に
確かあと少し回すと空回りっぽく緩くなったと記憶しているので
順反りを直す方向とは逆の方向に余裕が無かったように記憶しているのですが
その時に

・いつ、トラスロッドの調整したか
・どっち方向に何度回してどういう反りを修正したか

ということをメモしておいたのですが、そのメモが見つからない・・・うぅ。

もし今の0.1〜0.46より太い弦に交換するとしたら今よりも順反りになるので
当然トラスロッドの調整が必要なわけでして
もし記憶しているのと逆の場合、調整しきれない可能性があるわけです。

まぁまた確認してみれば済むことですが
確認する為だけにトラスロッドをいじるのもねぇ・・・

そうそう、Jackson Vを買って1年半以上経ちましたが
あまりにも大事にし過ぎてピックアップの保護ビニールをまだ剥がしていません。
弾いた後は、強くこすっても細かい傷で表面が曇らないクロスで
たった一つの指紋も残さず丁寧に拭いてます。
ブリッジの駒のあたりもたまにエアでホコリを飛ばしてます。
もちろん見た目も新品同様です。

今までのギターがどれも使用感あり過ぎの状態で、年季が入っていると言えばそれまでですが
昔は「新品の状態がかっこ悪い」と思っていた頃もあって、
わざと傷を付けたりわざとサンドペーパーで塗装を剥がしたりした時期もありまして
それはそれで仕方がないのですが
やはりもっと大事にしていれば良好な状態を維持できていたはずだと思うと
多少なりとも後悔の念があります。

だから、ということもありますが
これからはギターは大事にしていこうと誓ったのであります。

ではでは。

〜2016.1.20〜
早速「YAMAHA YTA-95 修理」と「YAMAHA YTA-95 改造」の記事をUPしました。
先週からドラマ「フラジャイル」がスタートしてますが、面白いです。
ドラマでの長瀬くんを見てるとTV版の「リング」を思い出します。

これ、何が面白いのかっていうと
病理医が病気を特定する様子が、電子回路の不具合の原因を特定する作業とかぶるのです。

まぁ本当のところはデレ〜っとしながら武井咲を見てるんですけどもね。

それにしても怖いなぁ・・・
気が気でない・・・

あ、こっちの話です・・・

ではでは。

〜2016.1.20〜
ギターアンプの修理と改造の依頼を受けていた作業が終わりました。
2ヶ月半にも及ぶ大作業でした。
近いうちに記事をUPします。

正しい登山家というのは
「登るのは辞めよう。」という判断もするわけです。
後に予測される大変な事態を防ぐ為です。

正しい会社というのは
「これはウチでは出来ません。」という判断もするわけです。
後に予測される大変な事態を防ぐ為です。

でも私が知ってる町工場は
出来るか出来ないかやってみないと分からない依頼でも、
「やってみましょう。」と言って、やるのです。

色々と思うことがあります。

ではでは。

〜2016.1.8〜
改造依頼のアンプに増設するコンプレッサーの調整中に
次々と新しい発見があり、絶妙な調整に時間をかけることに。

でもこれは、決して面倒ではありません。
むしろ楽しいわけです。

FETのランクどころか、IDssをうまく選別しないと
良い感じにならない。

同じIDssで合わせればいいというわけでもない。
逆に、あえてずらした方が良い。

おかげ様で、今まであまり好きではなかったコンプレッサーが
わりと好きになってしまいました。

うまーくかければカッコイイ感じになります。
でもdynacompだと駄目です。
GUITARDER COMPじゃなきゃ駄目なんです。

ではでは。

〜2016.1.3〜
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

昨年末からお預かりしているギターアンプの修理と改造に
また新たな改造の依頼がありましたので
引き続き作業を行っております。

当HPにて記事をUP予定ですが、
あまりにも内容が濃くて長い記事になったので
「修理編」と「改造編」に分けてUPする予定です。
もう「修理編」のページは完成してますが同時にUPします。

それとは別に自分のJC-55も色々いじくっていたのがあって
それは今の改造が終わってから再開する予定ですが
比較確認の意味も含めて
新しく発売されたJC-40を楽器店で試してきました。

まず新しくなったという「DISTORTION」ですが、
ネットでどこかの楽器店さんのレビューに「DS-1っぽくなった」
とあったので楽しみにしていたのですが、全然違いました。

確かに今までのよりも歪むものになってはいましたが
使えるか使えないかでいえば、やっぱり使えないですね。
「JCシリーズのDISTORTIONは使えない」ということに変わりはありません。

クリーンも特に音も良いわけではなく、でも悪いわけでもなく、

普通でした。

店員さんに「どうですか?」って聞かれて
「うーん、まぁまぁですね・・・」としか言えませんでした。

悪くないんですよ。

でも「そっけない」というか「おとなしい」というか。

既にJC-55やそれ相当のアンプを持ってるならJC-40は不要かと。
もし「自宅用のJCシリーズを持ってないけどJCシリーズが欲しい。」
という人ならJC-40で良いと思います。

ただ、そんなことよりも私のJC-55も、ちょっと前にメールを頂いた方のJC-55も
コーラスのかかり方に「むむむ?」な点があって
先日試したJC-40のコーラスは普通だったので、
やはりJC-55のコーラスはちょっとおかしいということが分かりました。
たまたま中古の2台がおかしいのか、それともJC-55はそういう仕様なのか、
直るのか、は、まだ分かっていません。

コーラスの回路をそっくりそのまま自作して交換してみても直らない症状だったので
コーラスの部分以外のところに原因がありそうなのですが・・・
今年はそのあたりを解析して原因を究明したいと思います。

本当に謎なのでどういうことなのか自分でもかなり興味がありますし
詳しい症状や記事はいつか記事にするつもりです。

あとDS-1に関する記事や、オシロスコープの新しい記事などの準備も整っていて、
ただ単に順番待ちの状態なだけなのでこれらも近いうちにUPする予定です。

あと途中までやってることとかやりたい実験とかもいっぱいあるし
そうだ、昨年の分のたな卸しもしないと今年の作業が始められないや。

ではでは。

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